空を見上げると、おおぶりの鳥が遠くに舞っていました。
山の近くを優雅に飛んでいます。
大きな羽を広げたまま、実に気持ちよさそうに、高い高いところから地球を眺めているかのようです。
その様は、鳥としての喜びをからだいっぱいに表現しているように見えました。
その姿を見て本当にうらやましく思いました。
鳥として生まれたなら、あんなふうに一度でも大空を自由に優雅に飛べたら、それだけでも生まれてきた甲斐があるのではないかな、とふと思いました。
時には過酷な状況を迎えるかもしれないけれど、それでもあの経験ができれば、生まれてきた甲斐があるのではないかと。
同時に、人間にとって、そうゆう濃い経験ってなんだろうかと考えました。
すぐに答えは得られませんでしたが、日常的なことにおいても、体験している瞬間瞬間が非常に尊い、という感じが一瞬湧いてきたことを、思い出しました。
この瞬間に目に入ってくる事柄、出来事、体感を通した感覚を、特に感情を通して味わう、ということが、人間として生きることの醍醐味の1つではないかと思いました。
人間としての感情の瞬間瞬間の体験。
つまり、今を全身全霊で味わうができるようになると、人間としての喜びを体験できるのではないでしょうか。
味わう、ということは、感情と自分本体は切り離されているということでもあります。感情と一体化するのではなく、あくまでも味わう対象物として体験する、というのがポイントのような気がします。
そうすると、出来事の大小に関わらず、今生きている奇跡、いろいろなものに支えてもらって生きていることへの感謝というものを、全存在でもって感じられるのではないでしょうか。
認識次第で見えてくる世界は変わる、と言われていますもんね。
私は疲れたりすると、瞬間を味わうどころではなくなってしまいますが、そのしんどさをあえて楽しんでいるのかもしれませんね(笑)。
鳥から見たら、なんて人間て面白いんだろう!って思っているのかも。
今を味わって、しばし人間ライフを楽しみましょう。
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色花(いろは)
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