皆さんには、今、変えたいことってありますか?
だいたいの方には大なり小なり、ぱっと思い浮かぶものがあるのではないでしょうか。
頑固を変えたい、短気を変えたい、容姿を良くしたい、収入を増やしたい・・等など。
ひとが「変えたい」と願う背後には、「完璧」という状態にたどり着くために、不完全な部分をなくすという意識が働いているように思います。
変えたい部分を変えることができれば、完璧になれるかも、と。
ここで考えてみたいのは、なぜ完璧になりたいのか、ということです。
それは・・・
人間が本来、完璧なる存在だから、ではないでしょうか。
ここでいう完璧というのは、相対的な完璧さではなく、「オリジナルの完璧さ」なのではないかと感じています。
それは、他人と比較することで立ち現れる完璧さとは違う、純粋な個性というものかもしれません。
「変えたい」と思っている時、それは、オリジナルな完璧さに立ち返るためのサインかもしれません。
ここで大事なのは、それが今まで生きてきた中で培われてきた社会的な価値観や判断、優位に立ちたいという気持ちなどから来る欲求なのかどうかを見極めることです。
例えば「やせてきれいになりたい」という願望がある場合、そうなれば自分を好きになれるし他人からも良く思われる、という価値判断が隠れていることが多いと思います。
外側のことももちろん大切ですが、このような欲求は自分自身との関係性を見直すきっかけになるのではないかと感じています。
本当に求めていることは、やせてきれいになることよりも、自分に対して自信を持って生きていきたいということかもしれません。
外側に求める欲求は、内面の満たされない部分の欲求の表われであることは多々あります。
心の奥底から純粋に現れる欲求であれば、それに耳を傾け、常に問いかけることが助けになると思います。
ポイントは、どんなに望むものが遠くにあるように見えても、現状の自分をいったん受け入れることかと感じています。
不完全さというものを表現しているとしても、すべてはプロセスなんだというおおらかな気持ちを持つのも大切ですよね。
すると、オリジナルな完璧さをこの世で表現するために不要な部分は、自ずと外れていくのではないでしょうか。
個人的なことを言うと、行動するまでに考える時間がかかる、というのが最近一番気になることです。
どうせ行動するに決まっているのだから、さっさと動いてしまえばいいのに・・と自分でも呆れます。ほんと時間の無駄です。
つまらないことのようですが、これってチャンスの波に乗れないという致命的な癖にもなりえます(悲)。
なので、ちょっと嫌ですけどその癖があるということを受け入れてみます。
そして、それが自分自身との関係性をスムーズにさせないものであれば、サヨナラしたいです。
本来のオリジナルな完璧さを自由に表現して、輝いて生きていきたいものですね!
白鷺が空を舞っているようなサギソウ。
まさにオリジナルの完璧さを体現しています。
花もそれぞれが唯一無二の存在ですね。
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