ほんの些細なことが、純粋な子供の心をおおきく傷つけてしまうことがよくあります。
私が小学生の時、学校のベランダの鉢植えを割ってしまったことがありました。
先生に、「誰がやったか正直に言えば、怒らないから」と言われ、正直に「わたしがやりました」と言いました。
そして、「なんで黙っていたの」と怒られました。
よくありそうな一場面ですね。
でも、これが結構深いところでくすぶっていて、とっても悲しい出来事としてインプットされてしまいました。おそらくこの出来事を機に先生に対する不信感が生じ、先生全般が苦手になってしまいました。トラウマになってしまったのですね。(先生という存在が苦手になると、学校生活もなんとなく楽しくなくなってしまいます・・)
その先生自体を恨んでいるということは全くなく、ただ出来事に対しての反応がずっと残ってしまったんだと思います。先生としても、「なんで黙っていたの」というのは怒ったうちには入らなかったのかもしれませんね。でも、私は正直に言ったのに怒られた、という記憶が深いところでいつまでもこびりついていたのでした。
顕在意識では「とるに足りないこと」「たいしたことない」と思っていている事柄でも、潜在意識ではとてもつらかったり、悲しかったりというふうに記憶されているのです。
私自身も、傷ついた子供の頃の記憶をそんな風にまだ持っているとは思っていませんでした。ヒーリング関係に興味を持ち始めた頃に紹介してもらったセッションによって、その出来事でどれだけ自分が傷ついたのかを知ったのでした。
そのセッションでは、大人の私がその傷ついた子供の私を「大丈夫だよ」といって抱きしめました。
傷ついた記憶=傷ついたインナーチャイルドの存在に気づけたこと、そしてその存在を抱きしめることができたことがとても大きな出来事でした。インナーチャイルドの癒しが始まったとも言えます。
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インナーチャイルドって聞いた事ある方も多いと思います。
「内なる子供」・・・
私は一人前の大人よ!
と思っていても、誰にでも存在するインナーチャイルド。
だって、誰にでも子供時代はありますもんね。ごついおじさんでも(笑)。
大人になってからの人生にも大きく影響を与えている、子供の頃の体験や記憶、感情と言えば、何となくお分かりになるかもしれません。
ご自分でも鮮烈に覚えている出来事もあるかもしれませんが、時間が経つにつれて心の奥底にしまわれてしまっている記憶もあります。
インナーチャイルドは傷ついたり、怒ったり、抱きしめてもらいたがったりして登場することもありますが、大人になってからも私たちに大切な資質をもたらしてくれる大事な存在です。
それは、「瞬間を生きる」ことだったり、「好奇心を持って世界を見る」ことだったり、大人になると希薄になってしまうような感覚です。
このようなインナーチャイルドの持つ資質を発揮し、人生を輝かせるためには、まずはインナーチャイルドの癒しが必要です。
子供の頃に負った傷を抱えたまま生きていると、知らず知らずに自らの生き方に制限を設けて生きにくくしてしまいます。
なぜなら、傷ついた状態の自分が、そのスタンスから物事を判断してしまうからです。
でも、インナーチャイルドに寄り添うようになると、子供の頃に負ったトラウマなどが解消されて、人生がより豊かになっていきます。
以下に当てはまる場合、インナーチャイルドがあなたに振り向いてもらえるのを待っているのかもしれません。
・虚しさ、寂しさ、欠乏感などに苛まれる
・いつも似たような状況で、同じ負の感情が湧き上がる
・何となく人生が思うようにいかない
・いつも同じ選択をしてしまう
こころを静かにして、ご自身のインナーチャイルドの状態を観察してみてください。そして、声をかけたり抱きしめたりして慈しんであげてください。
きっとインナーチャイルドは上機嫌になって、あなたの人生を豊かにするヒントをくれるなどのお手伝いをしてくれることでしょう。
マウントフジフラワーエッセンスには、インナーチャイルドを癒す働きのあるものもあります。また、直接的にインナーチャイルドと関わりのないようなフラワーエッセンスがセッションで選ばれても、その方に必要な場合、インナーチャイルドの癒しが行われていることもあります。
次回はマウントフジフラワーエッセンスとインナーチャイルドについて、書かさせていただく予定です。
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